鳴神山 981.5m 大滝口

【山 行 日】 2016年 5 月7日(土)晴れ雲多し
【交   通】 マイカー
【コ ー ス】 歩程約 5時間30分(タップリ休憩含む) 
大滝登山口 樹徳高校大滝山荘07:35 … 大滝07:50 … 水場08:45 … 雷神岳神社前(肩の広場)09:20 … 桐生嶽09:29〜09:48
… 椚田峠10:10 … カッコソウ群生地 … コツナギ橋登山口11:20〜11:40 … 石仏群11:47 … 大滝登山口12:00
● 鳴神山(981.53m)

桐生市北部の梅田町と川内町にまたがる。桐生岳、仁田山岳から構成される。古くから山岳信仰の対象とされ、山頂付近には雷神岳神社が鎮座する。


ミズナラ、クヌギ、クリなどの天然林が広がり、カッコソウ、ナルカミスミレ、ヤシオツツジ、ニリンソウ、ハコネサンショウウオなどの動植物が分布する。豊富な自然環境を有していることから、群馬県の自然環境保全地域に指定されている。

◆駐車場 ありません。路肩駐車となります。
◆登山口 大滝口や駒形口など4ヶ所。今回は大滝口からの入山です。
◆展望等 登山道は樹林帯の中で展望ゼロ。鳴神山からは展望が開けています。
◆山野草 春がお勧めで、世界で唯一この山にしか咲かない カッコソウが見られます。コツナギ橋口からは山野草が沢山見られる。
◆ルート ハイキングコースは整備され要所に道標や案内板が建ち迷うことはない
◆トイレ ありません。 途中のコンビニなどで済ませましょう。

 カッコソウを観に鳴神山に行ってきました。 国道50号線で桐生市内へ入り、県道66号線を経て、梅田南小学校前からは県道343号線で高沢川沿いに北上します。左側に鳥居が見えてきたら樹徳高校大滝山荘のある大滝登山口です。山荘の前を抜けて沢沿いに進み、朽ちた木橋を渡ります。ここからは沢を右に見てジグザグに登ると程なく左前方に大滝が見えてきます。滝の脇には不動明王が安置され、宝永六年と読み取れる。山野草を求めてきたものの、ここまで未だ会わず、荒涼とした灰色の杉林のゴロ道を進みます。
≪大滝登山口≫ ≪樹徳高校大滝山荘≫ ≪沢を渡ります≫
≪大滝≫ ≪道標≫ ≪苔むした大岩≫
 岩や石がゴロゴロした登りになって木道を渡り登ると「中間点」の木札が立ててあった。
沢は枯れ沢になり登山道は朽ちたコンクリート舗装道です。おまけに急坂で見た目にも滑りそうで誰も歩いてないようです。脇に木段が造られていてそこを登ります。しめ縄のある水場の案内標識が見えて来ると岩のゴロゴロした登山道になる。 大岩の横に古い道標が建っており「鳴神山15分」「大滝30分」と書いてあった。冗談でもビックリです。アドベンンチャーレーサー田中陽希さんじゃないと歩けないタイムです。私は倍掛かっても辿り着けませんでした。
≪岩のゴロゴロした登山道≫ ≪木橋を渡ります≫ ≪中間点の案内板≫
≪舗装道路(かなり古い)≫ ≪しめ縄のある水場≫ ≪怪しい道標≫
 
前方に下山する一人の影が、本日初めて出会うハイカーです「花が満開に咲いてますよ!」と教えられ、重い足も軽く感じられる。急坂を喘ぎながら登っていたら「カッコソウ群落の復活を願って」との看板があり、ロープが張られている箇所がありました。覗くと遠くに3株ほどカッコソウが咲いていました。そこからヒョイと登り着いた尾根が肩の広場で、駒形登山口からのハイカーでしょうか賑わっていました。通ってきた登山道では殆ど誰にも会わず、山野草もウラシマソウ以外に花らしき姿が見られるずガッカリしたが、肩の広場はツツジ類が花盛りと満開です。
≪カッコソウ≫ ≪雷電山神社≫ ≪ミツバツツジ≫
 足元にはフモトスミレ、ヒトツバエゾスミレも顔を出し頬も緩んでくる。前方には鳥居と雷電獄神社が見えます。狛犬が他の神社と違って、鼻の長い山犬型でオオカミ似の姿です。古の神社の狛犬は狼型の姿をしていると聞いたことがあり、現在のような唐獅子姿になったのは江戸中期以降と云われています。そういえば以前行った三峰神社の狛犬が狼型でした。秩父には三峰神社をはじめ、狼信仰(神犬信仰)の神社が多いそうです。その信仰が鳴神山にも伝わったのでしょうか?
 鳥居は二つ見えます。左側の鳥居は仁田山岳へ、右の鳥居が桐生嶽へ向かっているようです。神社裏の岩の細道を登ると仁田山岳との分岐になりますが、手前で右折しロープのある崖から回り込み、鳴神山(桐生嶽)山頂に向かいました。崖の途中もツツジが満開でゆっくりと堪能しながら登り石祠が多数並んでいる山頂に着きました。 山頂には山座指導標が立ち、桐生嶽の名の如く桐生(南)側を向いた石祠の前に「群馬百名山鳴神山」の山頂標識が置いてあります。山頂もトウゴクミツバツツジ、ヤマツツジが満開でベンチに腰掛け日光連山を眺めながら小腹を満たします。暫く寛いでいたら右から左からハイカーが集まってきたので、ベンチを譲って「カッコソウ群生地」に向かいました。
≪ 鳴神山(桐生嶽)山頂 ≫
≪ 山頂からの日光連山方面の眺望 ≫
 双耳峰の仁田山岳はツツジのトンネルです。去年、駒形口から登ってきた時も満開で2年連続の当たり年になりました。そして木陰に遮られて隠れているコイワカガミの純白の絨毯を確認して北に急降下です。途中の赤城山の展望所と残馬山展望岩をチラッと横目で見ながら自然林の尾根道を下った鞍部が椚田峠で十字路となっています。
 ここから右に急降下すると、カッコソウの移植地で満開のカッコソウが待っていました。3人の「カッコソウを守る自然観員」の方が訪れるハイカーに説明しています。ゆっくりと観察できるようにベンチも作ってあります。夢中に写真を撮ったのですが、帰ってから確認したら、どれもこれもこの目で見たカッコソウの美しさが映っている写真がありません。30分ほど堪能した後、監察員の方に「ありがとうございます」と感謝の言葉を貰い、チョット戸惑いながらコツナギ橋登山口へ下って行きました。
≪躑躅のトンネル≫ ≪第一展望台≫ ≪椚田峠の道標≫
★★★ カッコソウ群生地 ★★★
 最初は枯れ沢の登山道ですが、ルイヨウボタンの群生がズーッと続いています。さらに下って沢になると今度はフタバアオイの群生が続き、ヤマブキソウ、ヒイラギソウと続いて、大滝口登山道の殺風景がウソのようです。沢を二度徒渉し、木橋を渡ると作業道で道幅が広くなります。程なくしてコツナギ橋登山口となります。ここからは右折して県道343号線を高沢川沿いに歩きます。コツナギ橋の脇に2〜3台と廃墟山小屋の前に5台ほどなら駐車出来そうでした。
≪ルイヨウボタン≫ ≪沢を渡渉≫ ≪木道を渡り≫
≪連珠の滝?≫ ≪コツナギ橋登山口≫ ≪登山口に数台の駐車?≫
 コツナギ橋から5分ほど進んだころ、岩の窪みにすり減った道祖神が見え、更に進んだ左側の崖に無数の石仏郡が並んでいました。石灯籠もあり庚申堂の古い石柱も建っています。さらに5分ほど進で今度は右側の岩壁に庚申塚です。この地に庚申山信仰があったのでしょうか。 左下の沢沿いに茶畑のある民家が見えてきたら間もなく大滝登山口です。
≪道祖神≫ ≪石仏郡≫ ≪石仏郡≫
★★★ 登山道で見かけた山野草 ★★★
≪斑入りフモトスミレ≫ ≪ウツギ≫ ≪トウゴクミツバツツジ≫
≪白花コイワカガミ≫ ≪フデリンドウ≫ ≪ルイヨウボタン≫
≪フタバアオイ≫ ≪ムラサキケマン≫ ≪ヤマブキソウ≫
≪ニョイスミレ≫ ≪コンロンソウ≫ ≪キランソウ≫
≪シャガ≫ ≪マルバスミレ≫ ≪カッコソウ≫
≪ヒトツバエゾスミレ≫ ≪ハルトラノオ≫ ≪ヤマツツジ≫
≪ニリンソウ≫ ≪ヤマフジ≫ ≪ネコノメソウ≫
≪ユキザサ≫ ≪チゴユリ≫ ≪ラショウモンカズラ≫
≪アカネスミレ≫ ≪ウラシマソウ≫ ≪ヒイラギソウ≫
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